名古屋市の住友林業の平屋の家の外構と雑木の中庭です。
お客様のご要望は「建物に合わせてシンプルに。何となく雑木の庭の雰囲気が好き。」というものでした。
シンプルでモダン、そして美しいバランスが取れている、まさに住友林業の家という平屋の住宅。色合いは温かみがあり、優しい印象のため、外構の色選びが重要でした。当初、建物のシーサンドコートと同じ色の塗り壁を希望されていましたが、同じ色の塊になってしまう可能性等からセラウォールRC杉板というタイルをご提案。どれくらい模様が出るか分からない、本物の杉板模様のコンクリート打ちっ放しよりもリスクもコストも少なく、この建物に合うので採用いただきました。シンプルで優しい雰囲気のこの家のコンセプトを生かしたまま、高級感や立体感を実現できました。
コの字で囲まれており、全ての部屋から見える中庭は、雑木を中心に植栽を多めに入れつつ砂利で植物の範囲を限定し、お手入れをラクに。樹種や高さ、樹形もすべてお任せいただき、現場で自由に植えました。全体としてバランス良く植えながら、各部屋からの見え方にこだわり、どの部屋から見ても美しい中庭が実現。当初普通のタイルテラスの予定でしたが、間接照明で庭の地面を照らす提案をご採用いただき、こちらも夜になると圧巻の美しさを実現。
お客様は当初、植物のメンテナンスは全てニュートラルに依頼しようと考えていましたが、写真を撮りに行くとたくさんのガーデングッズが揃っていました。「とても気に入ったので、お庭の手入れが楽しくて!」と奥様。「毎日のように庭いじりをしてます。自分で買って植えてみたのですが、これは大丈夫ですか?」と。植物の特性を理解して植えるのも大切ですが、好きなものを植えて毎日変化を見るのもお庭の楽しみ方のひとつだと思います。センスもバッチリでしたよ!
気に入っていただけて本当に嬉しく思います。K様、今後とも宜しくお願いいたします。
住友林業の平屋の家の中庭。コの字で囲まれた庭空間で、全ての部屋から見えます。
玄関から、リビングから、和室から等、それぞれの窓からの見え方にこだわったお庭です。
雑木を使った庭でありながら、モダンな造形のタイルデッキや間接照明を駆使した、ニュートラルらしい空間となりました。